なにげなくTVをつけているとずいぶん今田 勝の曲がBGMで流れてきて、思わず「あっ、あのアルバムのあの曲だ!」と画面を見てしまうことが多い。それもスポーツニュースだったり、海外取材番組だったり、天気予報・情報番組・ワイドショーのテーマというように色々な場面で流れてくるしCMにも多く使われている。
  1980年以来「アンダルシアの風」('80年) 「哀愁のカーニバル」('81年) 「誘われてシーサイド」<LPヒット賞受賞>('82年) 「コーラルの渚」('83年) といったヒット・アルバムを出し続け、その哀愁を帯びた心にしみわたるメロディーと明るいサウンドで多くのファンの指示を受けてきた。その豊富な音楽経験の上にブレッカー・ブラザース、グローバー・ワシントンJr、デビット・サンボーン等との共演を通じて得た音楽的な確信を加え、幅広い音楽性を発展させようと、若手ミュージシャンを起用してNOW' INグループを結成。
  '84年、初のアルバム「ミント・ブリーズ」<LPヒット賞受賞>を、'85年 結成1年を記念して「レインボー・アイランド」を発表し、グループとしてのサウンドを確立した。
  息子のピアニスト 今田 あきらも、NOW' INグループのキーボード・プレイヤーとして本格的なプロ・ミュージシャンへのスタートを切り、'87年「フォーリング・スター」 '88年「アジャー」 '89年「ザ・ブリーズ・アンド・アイ」 '92年「ディア・フレンド」 '96年「ラバーズ・イン・ザ・ストーム」のアルバムでは作・編曲もきかれる。
  ジャズ・ピアニストとして数々の実績を残してきた今田 勝とあきらの親子グループとしても話題を呼んでいるし、熱烈なファンも多い。
  現在、コンサートや日本クルーズ客船、太平洋マスターズ等のイベントで活動して居り、ライブ・ハウス「六本木サテンドール」には毎月レギュラーで出演している。